アメリカで失敗しない銀行の選び方:日本人向けやさしいガイド

アメリカで失敗しない銀行の選び方:日本人向けやさしいガイド

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なぜアメリカでは「銀行選び」が大事なのか

アメリカでは、クレジットカードの支払い、家賃、光熱費、給料の受け取りなど、ほとんどの支払いが銀行口座を前提として動いています。
その一方で、2023年時点でもアメリカの全世帯の約4.2%(約560万世帯)は「銀行口座を持っていない(unbanked)」という調査結果もあります。FDIC+1

つまり、銀行口座がないと生活がかなり不便になる一方で、どこを選ぶかで「手数料の多さ」や「使い勝手」に大きな差が出てきます。

この記事では、初めてアメリカで口座を作る日本人の方を想定して、

  • どんな種類の銀行があるのか

  • 何を基準に選べばよいか

 

を分かりやすく整理していきます。

まずは安全性チェック:FDIC / NCUA 保険とは

アメリカで銀行を選ぶとき、最初に確認したいのが預金保険です。

2-1. FDIC(銀行)の預金保険

アメリカの銀行は、通常 FDIC(Federal Deposit Insurance Corporation:連邦預金保険公社) によって保護されています。
FDIC 保険のポイントは次の通りです。FDIC+2FDIC+2

  • 対象:FDIC 保険付きの銀行(”Member FDIC” と表示)

  • 保険額:

    • 1人あたり・1銀行あたり・1つの「名義区分」ごとに25万ドルまで

  • 対象となる口座:

    • 普通預金、当座預金、マネーマーケット口座、CD(定期預金)など

万が一、銀行が破綻しても、この範囲までは政府機関により保護されます。

2-2. NCUA(信用組合)の預金保険

Credit Union(信用組合) は、NCUA(National Credit Union Administration) という別の政府機関が保険を提供しています。内容は FDIC とほぼ同じで、NCUA+2MyCreditUnion.gov+2

  • 1人あたり・1信用組合あたり・口座区分ごとに 25万ドルまで 保護

とされています。

2-3. チェック方法

銀行や信用組合の公式サイトや店舗の看板に、

  • 「Member FDIC」

  • 「Federally insured by NCUA」

 

という表示があるかを必ず確認しておきましょう。

銀行の種類を知る:大手・地方・オンライン・信用組合

アメリカには、ざっくり分けて次のような種類の金融機関があります。

3-1. ナショナルバンク(大手銀行)

例:Chase, Bank of America, Wells Fargo など。

特徴

  • 全米に支店・ATM が多く、引っ越しがあってもそのまま使いやすい

  • モバイルアプリやオンラインバンキングが充実していることが多いDefault+1

  • 住宅ローン、投資口座、クレジットカードなど総合的なサービス

注意点

  • 口座維持手数料がかかることが多い(条件を満たせば無料になるケースがほとんど)

  • 普通預金の金利はかなり低めなことが多い

3-2. リージョナルバンク・コミュニティバンク(地方銀行)

特定の州や地域に特化した銀行です。

特徴

  • 地元に根ざしたサービスで、対面対応が比較的丁寧

  • 手数料やローン条件が大手より柔軟なことも

  • ただし、支店やATMはその地域に限られる

3-3. オンラインバンク(ネット専業銀行)

店舗をほとんど持たず、オンラインだけでサービスを提供する銀行です。

特徴

  • 店舗コストが低いため、高めの金利・低めの手数料 をうたうところが多いAmerichoice+1

  • 口座維持手数料や最低残高条件がゼロの場合も多い

  • 他行ATMの手数料を一定額まで返金してくれることもある

注意点

  • 現金の入金が不便(提携ATMや郵送などに限られる)

  • 対面窓口がないので、トラブル時は電話・チャットのみ

3-4. Credit Union(信用組合)

会員制の非営利組織で、銀行によく似たサービスを提供します。

特徴

  • 非営利のため、手数料が低く、ローン金利が有利 なことが多いDFI+1

  • 地域・職場・学校などに基づいたコミュニティ向けのサービス

  • 預金は NCUA 保険で保護(安全性は銀行と同等)

注意点

  • 加入条件(居住地域・勤務先など)がある

  • 全国的な支店ネットワークはない

必ず比較したいポイント(手数料・金利・ATM・アプリ)

銀行の種類が分かったところで、実際に比較するときのチェック項目です。

4-1. 手数料(Fee)

特に日本人がびっくりしやすいのが、口座維持手数料(Monthly Maintenance Fee) です。

チェックしたい項目:

  • 口座維持手数料はいくらか

  • どんな条件で無料になるか

    • 毎月の給与振込(Direct Deposit)が○ドル以上

    • 口座残高の平均が○ドル以上

  • ATM手数料(自行ATM・他行ATM・海外利用)

4-2. 金利(APY)

  • 普通預金(Checking)

  • 貯蓄用口座(Savings, Money Market)

  • 定期預金(CD)

オンラインバンクや一部の信用組合は、大手銀行よりかなり高い金利 を出していることが多いです。Americhoice+1

「日常の支払い用」と「貯蓄用」で、口座を分けるのも一般的です。

4-3. ATM・支店の利便性

  • 自宅・職場・よく行くスーパーやモールの近くに支店・ATMがあるか

  • Allpoint や MoneyPass など提携ATMネットワークが使えるか

  • 海外・別の州に引っ越したときにも使いやすいか

4-4. オンラインバンキング・アプリの使いやすさ

最近は、アメリカでもモバイル・オンラインでの利用が主流になっており、多くの人が店舗よりスマホアプリをメインで使うようになっています。Investopedia+1

チェックしたい機能:

  • モバイルデポジット(小切手をスマホで撮影して入金)

  • 個人間送金サービス(Zelle など)に対応しているか

  • 日本からの一時帰国中もアプリが問題なく使えるか

留学・駐在・長期移住スタイル別の選び方の例

ここからは、生活スタイル別に「こういう組み合わせが多い」という一例です。

5-1. 留学生・短期滞在(1〜2年程度)

  • メイン:キャンパス近くか、よく使うスーパー・バス停の近くに支店がある大手 / 地方銀行

  • ポイント:

    • 学生向け口座(Student Account)は、

      • 口座維持手数料が無料

      • 最低残高条件がゆるい

    • 日本への送金が必要なら、送金手数料も比較しておく

5-2. 会社駐在・長期就業

  • メイン:勤務先が給与振込で指定する銀行、または支店・ATMが通勤経路に多い大手銀行

  • サブ:金利の高いオンラインバンク or 信用組合の貯蓄口座

  • ポイント:

    • 給与のDirect Deposit条件で口座維持手数料を無料にしやすい

    • ボーナスや貯金用に、別の銀行で高金利のSavingsを持つのも有効

5-3. 永住・家購入も視野に入れた長期滞在

  • メイン:住宅ローンやクレジットヒストリーの構築も考え、大手 or 地域に強い銀行や信用組合

  • サブ:オンラインバンクで老後資金・教育資金などの長期貯蓄

  • ポイント:

    • 住宅ローンを組む場合、長年の取引実績が有利になるケースも

    • 預金保険(FDIC/NCUA)の25万ドル上限を意識して、複数行に分散することも検討NerdWallet+2Ally+2

口座開設のときに知っておきたいこと

銀行によって多少異なりますが、一般的に次のようなものが必要になります。

  • パスポート

  • ビザ、I-20 などの滞在資格が分かる書類(留学生の場合)

  • アメリカの住所(寮・アパートなど)

  • 社会保障番号(SSN)が求められることも多いが、留学生向け口座では不要な場合もあり

また、オンラインバンクでも、本人確認のために

  • マイナンバーではなく SSN または ITIN が必要

  • 既存のアメリカの銀行口座からの ACH 振替で初回入金

などの条件があるため、最初の1行は対面の銀行で作り、その後でオンラインバンクを追加する流れがスムーズなことが多いです。

    •  

まとめ:メイン+サブの2口座戦略

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Ron

アメリカ在住の機械屋さん。
趣味は写真で生活に役立つ情報を発信中!

アメリカでの銀行の選び方とおすすめ口座5選

アメリカで銀行口座を開く前に知っておきたい、FDIC/NCUA保険、手数料、金利、ATMやアプリの使い勝手を整理。SoFiを中心に、オンライン銀行と大手銀行・クレジットユニオンの特徴と選び方を解説します。

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