【京都撮影記】秋の嵐山紅葉狩り散策 天龍寺から林の小径 前編

目次

はじめに

本記事は長さの都合上、前編、中編、後編の三部構成になっています。

そして、この嵐山散策に行ったのは2021年11月のことであるが、いまさら記事にする気になったので一年後の今(2023年2月)執筆しています。

今となってしまってはだいぶ当時と状況が変わってしまっているが、2021年秋はこんな感じだったのかと感じていただければ幸いです。

 

 

阪急嵐山駅

朝6時に起きた。

普段は夜型の私ならいつもはこの時間には寝ているが、この日に限れば早起きは嫌ではない。

顔を洗い、簡単に身支度を済ませて家を出た。

6時半である。

家から駅までそう遠くない。

嵐山は私が住んでいた神戸から阪急一本でいくことができる。およそ2時間ほどの電車旅である。

ぼんやりと寝起きで寝ぼけた頭でどういった写真を撮ろうかなどと考えながら車窓から見える景色を眺めた。

何もこんなに早く家出る必要ないじゃないか、と思うかもしれないが早朝の京都は人がいないとHondaバイクのインスタ記事で見たことがある。

早起きは嫌いだが、人が少ない写真が撮れると思うとそれも悪くない。

電車に揺られ、ほどなくして阪急嵐山駅に到着した。

さすが平日の朝なのですっからかんである。

歩道の狭い渡月橋もいつもなら人にぶつからないように、人の間を縫いながら渡っていたものの今日ばかりは誰一人向かい側から歩いてこない。

天龍寺

そのまま、渡月橋をわたり長辻通にそってまっすぐ歩いた。

長辻通、嵐電嵐山駅が面しており、嵐山で観光地として最も栄えている場所だと思っている。

駅から少し進んだところに天龍寺駐車場の入り口がある。そこから左に曲がったのだが、駐車場だと思ってたところにはモミジの木が無数に植えてあり、甚だきれいだった。

手入れの入れ届いた地面の苔と朝日に照らされる燃えるモミジとの対比がとても美しい。

いよいよ天龍寺境内に入った。

この日は何といっても天気に恵まれている。

気持ちのいい日差しが全身を照らしてくれる。

入って間もなくして、もみじと建物が美しく写るスポットを発見した。

どうやら、この天龍寺っていうところも何度か焼けているらしい。

今現存してるお寺でオリジナルのまま保っているものは一体あるのだろうか。

そのまま道なりにつき進むと、大きな池に突き当たる。

分かれ道である。

左の池の奥のほうに進む道と、右の建物に沿って歩く道。

しかし、池の奥に何があるかが気になったので左の道を選択した。

しばらく歩いていると、苔の中にポツンと落ちているもみじの葉っぱを見つけた。

出口近くで撮った写真。

木の間から差し込む木漏れ日がなんとも美しい。

竹林の小径

天龍寺を出るとすぐ目の前に林の小径がある。

時刻は10時を上回っていた。

しかしまだ朝だということで、人が少ない。

そして両側にはライトアップのために提灯がおいてある。

これも夜に来るとまた風情があるものである。

 

Hiryu T.
Hiryu T.

日本生まれ。幼少期を台湾で過ごし、それから大学卒業まで日本で生活する。卒業後はアメリカに移住している。趣味はカメラと旅行そして機械いじり。

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