アメリカに来たばかりで、こんなお悩みはありませんか?
- 「アメリカで車を買うって、日本と何が違うの…?」
- 「ディーラーで英語がわからず、ぼったくられないか不安」
- 「ローン・保険・税金など、何から決めればいいのか分からない」
本記事は、アメリカ 車購入が初めての日本人駐在の方向けに、購入の流れ・注意点・交渉の考え方、 そしてそのまま使える英会話フレーズまでまとめた実践ガイドです。
この記事を最後まで読めば、
- アメリカで車を買う一連の流れがイメージできる
- ディーラーで「これだけは聞くべき」というポイントが分かる
- 英語が完璧でなくても、最低限の交渉ができるフレーズを持てる
ようになり、自信を持ってディーラーに行ける状態を目指せます。内容は、日本とアメリカの商習慣の違いや、 駐在員が実際によくつまずくポイントをベースにしています。これから車を検討するタイミングで何度も見返せるよう、 ぜひブックマークしておいてください。
アメリカで車が必要になる理由と、まず知っておきたい前提
なぜアメリカでは「とりあえず車」が必須なのか
多くのアメリカの都市では、日本のように電車やバスだけで生活するのは難しいことが多いです。
- スーパーが家から車で10〜20分
- 職場も車通勤が前提
- 子どもの送り迎えも車
というエリアも珍しくありません。そのため、「家探し」と同じレベルで「車探し」も重要なインフラになります。
特に郊外に住む駐在員の方は、車=生活の足=仕事の道具と考えておくとイメージしやすいです。
日本と違う「アメリカ 車購入」の考え方と文化
日本とアメリカでは、車に対する感覚が少し違います。
- 日本:新車・低走行・ディーラー整備を重視しがち
- アメリカ:ある程度走行距離があっても「普通」という感覚
- 交渉文化:値札=スタートラインで、値引きや条件交渉はよく行われる
また、ディーラー側もビジネスとしてオプションや保証を積み増して利益を出す文化があります。
「値段交渉やオプションの断り」は、アメリカでは普通の行動なので、日本人だからといって遠慮しすぎる必要はありません。
アメリカでの車購入方法の全体像
主な購入ルートは3つ(ディーラー・中古車店・個人売買)
アメリカで車を買うルートは大きく3つあります。
ディーラー(正規・中古車併売店)
新車・認定中古車(Certified Pre-Owned)を扱う
保証やアフターサービスが比較的しっかり
価格はやや高めになりがち
中古車専門店(Used Car Dealer)
さまざまなメーカーの中古車をまとめて扱う
当たり外れが大きいので、評判の確認が重要
個人売買(個人同士/オンラインマーケット)
価格は安いことが多い
整備履歴やトラブル対応など、自己責任度が高い
日本人駐在で、英語やクルマにそこまで詳しくない場合は、基本的には「ディーラー」がおすすめです。
新車と中古車、日本人駐在に向いているのはどっち?
それぞれのメリット・デメリットを簡単に整理します。
| メリット | デメリット | 向いている人 | |
|---|---|---|---|
| 新車 | 故障リスクが低い / 最新安全装備 / 保証が長い | 価格が高い / 初期コストが大きい | 3年以上駐在 / 予算に余裕 |
| 中古車 | 初期費用が抑えやすい / 選択肢が多い | 故障リスク / 状態の見極めが必要 | 2〜3年の駐在 / コスパ重視 |
短期駐在(1〜2年)なら、中古車をディーラーで買うパターンが現実的なことが多いです。
予算と条件を決めるステップ
新車と中古車、日本人駐在に向いているのはどっち?
アメリカで車を買うときは、
「車両価格+税金+登録費用+ディーラーフィー+保険」まで含めた総額で考えるのがポイントです。
よくある流れ:
買える「総額」を決める(例:$25,000まで)
ローンにする場合は「月いくらまで払えるか」を決める
総額と月々の支払いから「現実的な車両価格」を逆算する
※州ごとに税金や登録費用は違うため、正式な金額は各州のDMV(車両管理局)の公式情報で確認するのがおすすめです。
税金・登録費用・保険など、見落としがちなコスト
車両本体価格以外に、次のような費用がかかります。
Sales Tax(消費税に近い税金)
Title / Registration Fee(名義登録・ナンバー登録費用)
Dealer Documentation Fee(書類作成料など)
必須の自動車保険(Liability、必要に応じてFull Coverage)
見積書では「Out-the-door price(OTD)」という総支払額を必ず確認しましょう。
これは「家に乗って帰るまでに必要な全ての金額」です。
日本人駐在がやりがちな失敗パターン
よくある失敗例:
「月々いくらならOK」という話だけで契約してしまい、トータル金額が高くなっている
ディーラーおすすめのオプション保証をよく分からないまま全部つけてしまう
契約書を急かされ、内容をあまり読まずにサインする
帰任時の売却価格を考えず、ニッチな車種・装備を選ぶ
上記を防ぐには、
**「総額」「オプションの内容」「将来売るときのこと」**を意識しておくことが大切です。
車探し〜見積もり取得までの具体的な流れ
オンラインで相場を調べるときのポイント
まずはネットで、以下のような点をざっくり把握します。
希望車種の「年式」「走行距離ごとの相場」
自分の住んでいるエリアでの価格帯
似た条件の車がどれくらい出回っているか
アメリカでは、車の相場を事前に調べてからディーラーに行くのが当たり前です。
これをしておくだけで、交渉時に「高いか安いか」の感覚が持てます。
ディーラーに行く前に決めておきたい「3つの条件」
ディーラーに行く前に、次の3つは決めておくとスムーズです。
予算の上限(Out-the-doorでいくらまで)
必須条件(例:SUV / 子ども2人 / カーシート2つ / バックカメラ必須など)
あれば嬉しい条件(色・サンルーフ・シートヒーターなど)
「必須」と「できれば」で分けておくと、
現場で妥協するラインが自分で分かりやすくなります。
初回訪問でやること・やらないこと
やること
実車を見て、サイズ感・荷室・乗り降りのしやすさを確認
試乗をして、乗り心地・視界・ブレーキ感覚をチェック
1〜2パターンの見積書(OTD)をもらう
やらない方がいいこと
初回訪問でその場の勢いだけでサインしてしまう
他店の相場を知らないまま「今だけの特別価格」と言われて決めてしまう
ディーラーでそのまま使える英会話フレーズ集
「完璧な英語」ではなく、
シンプルでもいいので、言うべきことをはっきり伝えるのが大事です。
来店・希望条件を伝えるときのフレーズ
I’m looking for a reliable used SUV for my family.
家族用に、信頼できる中古のSUVを探しています。My budget is around twenty-five thousand dollars, out the door.
予算はアウト・ザ・ドアで2万5千ドルくらいです。I prefer something with good safety ratings and a backup camera.
安全性が高く、バックカメラが付いている車が良いです。
試乗(Test Drive)をお願いするときのフレーズ
Can I take a test drive of this car?
この車を試乗させてもらえますか?I’d like to see how it feels on the highway.
高速道路での走り心地も試してみたいです。
値引き交渉・条件交渉のフレーズ
Is there any room for discount on this price?
この価格から値引きの余地はありますか?Could you give me your best out-the-door price?
アウト・ザ・ドアでの一番良い価格を教えてください。I saw similar cars online for around XX dollars.
似た条件の車をオンラインでXXドルくらいで見ました。If you can do XX dollars out the door, I’m ready to decide today.
アウト・ザ・ドアでXXドルにしていただけるなら、今日決めることも検討できます。
「強く言いすぎかな?」と思うくらいでも、
アメリカでは普通の交渉なので大丈夫です。
その場で決めないとき・断りたいときのフレーズ
-
I’d like to think about it and compare with other dealers.
一度持ち帰って、他のディーラーとも比較したいです。 -
Thank you for your time. I’ll get back to you later.
時間を取っていただきありがとうございます。後ほど連絡します。 -
This is more than I expected, so I’ll pass this time.
想定よりも高いので、今回は見送ります。
こうしたフレーズをメモしておいて、スマホで見ながら話すだけでも十分です。
ぼったくられないためのチェックポイント
見積書で必ず確認したい「Out-the-door price」とは
見積書では、必ず次のように確認しましょう。
Is this the out-the-door price including all fees and taxes?
これは、すべての手数料と税金を含んだアウト・ザ・ドア価格ですか?
ポイント:
車両本体価格だけ安く見せて、手数料を積み増すパターンがある
そのため、「トータルでいくら払うのか」を確認することが大事
よくある「余計なオプション」と上手な断り方
よく追加されがちなもの:
不要な延長保証(すでにメーカー保証が十分な場合)
高額なガラスコート・防錆コート
ナビやエンタメ系の高額オプション
断り方の例:
I don’t need this option, so please remove it from the quote.
このオプションは不要なので、見積もりから外してください。I’d like to start with the basic package only.
まずは基本パッケージだけでお願いします。
中古車購入時のチェックリスト(Carfaxなど)
中古車の場合は、最低限次を確認しましょう。
車両履歴レポート(CarfaxやAutoCheckなど)の有無
事故歴・修復歴・オドメーターの不整合がないか
試乗時の異音・ハンドルのブレ・ブレーキの違和感
タイヤの溝や偏摩耗
オイル漏れ・水漏れの有無
「よく分からない」と感じる場合は、
信頼できる整備工場で「購入前点検」を依頼するのも有効です。
日本人駐在ならではの注意点
クレジットヒストリーがない場合の購入・ローンの組み方
駐在員はアメリカでのクレジットヒストリーがほぼゼロからスタートすることが多く、
ローン審査で不利になることがあります。
よくある対処法:
勤務先が提携している金融機関・クレジットユニオンを紹介してもらう
初めの1台は無理に高額ローンを組まず、比較的安めの中古車+頭金多めで組む
最初はディーラーのファイナンスを利用し、後で条件の良いローンに借り換えるケースもある
詳細な条件は金融機関や州によって異なるため、
勤務先の総務担当や先輩駐在員にも情報を聞いておくと安心です。
帰任時の売却を見据えた車選びのコツ
駐在期間が決まっている場合、
**「何年後にどれくらいで売れそうか」**も意識しておくと良いです。
人気のあるメーカー・ボディタイプ(例:トヨタ・ホンダのSUVなど)は売却しやすい
逆に、ニッチな車種・オプションが多すぎる車は売りにくい場合も
走行距離が増えすぎると売却価格が下がる
「買うとき」と同じくらい、「売るとき」のことも考えておくと、
トータルで損をしにくくなります。
自動車保険とロードサービスの選び方
アメリカでは、自動車保険はほぼ必須です。
最低限、以下を検討します。
対人・対物賠償(Liability)の補償額
自分の車の補償(Collision・Comprehensive)の有無
レンタカー特約・ロードサービス(レッカー・バッテリー上がりなど)
慣れない土地でのトラブルに備え、ロードサービス付きのプランを選んでおくと安心です。
ケース別・おすすめ購入パターン
単身赴任・1〜2年の短期駐在の場合
予算を抑えた中古コンパクトカー or 小さめのSUV
信頼できるディーラーで購入
走行距離少なめ・状態の良いものを選び、帰任時に売却
家族帯同・3年以上の駐在の場合
予算を抑えた中古コンパクトカー or 小さめのSUV
信頼できるディーラーで購入
走行距離少なめ・状態の良いものを選び、帰任時に売却
英語が不安な場合の安全な買い方
日本人が多いエリアの「日本語対応可」のディーラーや営業担当を探す
日本人コミュニティ・先輩駐在員から、実際に買ったお店を紹介してもらう
英文フレーズをあらかじめメモしておき、スマホを見ながら話す
「英語が完璧でないから、損をする」とは限りません。
準備でカバーできる部分がとても大きいです。
まとめ|準備とフレーズさえ押さえれば、アメリカでの車購入は怖くない
アメリカでは車は生活必需品で、「車購入=ライフラインの確保」
「総額(Out-the-door price)」を基準に予算を決めることが大切
ディーラーでは、相場を調べてから交渉に臨むのが当たり前
日本人駐在は、クレジットヒストリーや帰任時の売却を意識するとなお良い
シンプルな英語フレーズでも、言うべきことをしっかり伝えれば交渉は十分可能
この記事の内容を一通り押さえておけば、
「なんとなく不安でディーラーに行けない状態」から、
「準備はできた。あとは行くだけ。」という状態に近づけるはずです。